genre original BLACK MOLESKIN

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フレンチワークを代表する素材のひとつであるモールスキン。1900年代初頭の生地を参考に、糸選び〜織り方、染色と全て1からオリジナルでgenreだけのモールスキンを製作しました。

レーベル立ち上げから構想していた理想の素材…

3周年の節目でお披露目、新たな”genre”スタートいたします。

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フレンチワークを代表する素材「モールスキン」とは?

genre(ジャンル)は、古くから残るものの美しさをデザインのルーツにしています。なかでも影響を受けたのはフレンチワークと呼ばれるアイテムたちです。

フレンチワークとは、1800年頃〜フランス労働者が着ていた作業着の総称。お針子さんが制服としていたドレスや、農婦のエプロン、芸術家が汚れ避けのために着ていたコート、漁師や消防士、フランス軍兵士など、当時の仕事に使っていた服はすべてフレンチワークに含まれます。

その中のひとつ、フレンチワークジャケットは、当時炭鉱で働くための服で、頑丈に作るため「モールスキン」という素材が使われていました。

モールスキンは、横繻子織(よこしゅすおり)という技法で織られており、細い糸を高密度に詰めるこの技法によって、炭鉱での過酷な労働に耐えられる頑丈さと、しなやかさ、絹のような光沢が生み出されていました。この質感と光沢がモールスキンの魅力です。

1950年代頃には炭鉱産業が廃退し、横繻子織は手間と時間がかかる上に、古き良き織り機が失われ、こうした時代の流れと共にモールスキンという素材は現代には馴染みのないものとなってしまいます。

 

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genreが理想とする黒


genre(ジャンル)のイメージカラーは黒です。

決して明るい色ではありませんが、上品でクラシックで、凛とした強さや美しさを表現出来る色だと思っています。ただ黒と言っても、色んな黒が無数とあるものです。

理想は、フランスの古いワークウェアに使われているブラックモールスキンやファーマーズサテンのような、さり気ない艶があり深みのある黒…

私たちはこれまで、男のワークウェアとしてだけではなく、様々な用途や日常着として浸透したヴィンテージものを通して、いくつものモールスキンをみてきました。

その中で、オリジナルで生地を製作するにあたって参考にしたのは、エプロンやワークドレスなど女性用のワークウエアに使われていたライトモールスキンです。

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genre madeブラックモールスキンの拘り


今回はじめて1から企画した拘りのモールスキン。古き良きブラックモールスキンを彷彿とさせる佇まいをベースに、genreらしいアプローチを試みました。

1900年代~の生地から織り組織を分析。限界の織りに耐えるコシのあるコーマ糸を経糸にし、緯糸は細くて上質なスーピマ糸を採用。

モールスキンは緯糸で表情が決まります。最上級のスーピマを緯糸にすることにより、オリジナルよりも更に光沢感としなやかさが生まれ、キメが細かく上品でクラシックな佇まいを表現しました。

この美しい光沢を生かすために、黒の色合いについては何度もテストを行い完成しています。先染め糸によって生まれる深い黒。ヴィンテージのブラックワークドレスのような、艶と奥行きのある黒を表現するのは苦労した点です。

土臭いワークらしさと、女性らしい艶っぽさが共存するような。”モールスキン”と聞いてイメージする丈夫で硬く男らしい佇まいとはまた違った、上品なつやめきと、滑らかでしっとりとした着心地が、genreらしい仕上がりとなっております。

 

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BIAUDE
¥118,000 (¥108,000+tax)
3rd Anniversary model 5着限定
11月15日(水)発売
ONLINE STORE

FARMERS POCKET BAG
¥17,600 (¥16,000+tax)
11月15日(水)発売
ONLINE STORE

APRON SKIRT
¥63,800(¥58,000+tax)
11月29日(水)発売
ONLINE STORE

SALOPETTO
12月初旬発売

 

古き良きものの持つ美しい姿を大切に、手仕事を学び、技術や知恵を駆使して、現代のバランスで作り上げる。

懐かしさと、洗練を感じる。クラシカルなのに現代的で、凛とした美しさを感じる。

そんなアイテム作りを目指して、想いを込め丁寧に仕立てています。

ヴィンテージアイテムが今尚色褪せず、長きにわたり魅了してくれるものであるように、genreというブランドも後世に残るものでありますように。